【書評】『「反日」の正体 中国、韓国、北朝鮮とどう対峙するか』西村幸祐著
■戦後日本体制の〈嘘〉に警鐘
自民党の総裁に安倍晋三氏が決まった翌日、西村幸祐(こうゆう)さんから連絡があった。
「5年前の安倍政権崩壊は病気が原因と言うより、メディアの徹底した報道テロが原因だった。その兆しはすでに安倍氏が自民党幹事長代理の頃から起きていて、多くの偏向報道が国益派政治家の安倍晋三氏と3年前に急逝した中川昭一氏を襲っていた。その代表的なものが朝日新聞による、安倍・中川両氏が慰安婦問題を扱うNHKの番組に政治的圧力をかけて改変させたという、捏造(ねつぞう)報道だった。本書ではこの問題もあらゆる資料を駆使して分析、報道テロとも言える捏造報道の実態を明らかにした。安倍氏が次期総理になる可能性が極めて高い今、ますますそのような報道が仕組まれる可能性が高い。そんな意味でも必読です」と西村さんは語った。
尖閣諸島問題をめぐって大規模な反日デモが広がった中国、大統領の竹島上陸、〈従軍慰安婦〉問題などを訴え続ける韓国、小泉訪朝10周年、いまだ「拉致問題」になんら応えようとしない北朝鮮。なぜ、中国、韓国、北朝鮮は、このような反日プロパガンダに基づいた日本攻撃をやめないのであろうか!? その疑問に答えることで〈反日の正体〉が炙(あぶ)りだされたのである-。
「日本を襲う言論テロ-『新しい歴史教科書』を攻撃する反日ファシズム」と、本書は1章を割いている。戦後67年、〈嘘の歴史〉=自虐史観の呪縛からの解放。戦後日本を作り上げてきた体制の〈嘘〉に、著者は警鐘を打ち続ける。
(産経ニュース2012.10.20)
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