「悪質納税者には夜叉のごとく」 稲垣国税庁長官が就任会見
今月2日付で国税庁長官に就任した稲垣光隆氏(55)が24日、同庁で記者会見を開き「良き納税者には菩薩のごとく、悪しき納税者には夜叉のごとく対応したい」と抱負を語った。
稲垣長官は昭和55年に大蔵省(当時)入省。税務の執行は福島・白河税務署長の1年のみだが、予算編成を行う財務省の本流・主計局に計4度、14年在籍。主計局次長として東日本大震災の復興増税案の策定などにも携わった。
会見では、消費税増税など税を取り巻く環境が変わることを踏まえ「納税者の声に柔軟に耳を傾けたい」と述べ、国税電子申告・納税システム「e-Tax」の利便性向上を課題に挙げた。
また「経済がグローバル化し、国際的な財産隠しも起きている」と指摘。海外当局と連携し、租税回避対策の強化に取り組む姿勢を示した。
(産経ニュース2013.4.24)
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