【女子ゴルフ】20歳堀が初優勝 アクサ・レディース最終日
アクサ・レディース最終日(31日・宮崎県UMKCC=6470ヤード、パー72)単独首位で出た20歳の堀奈津佳が3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算14アンダーの202でプロ3年目のツアー初優勝、優勝賞金1440万円を獲得した。
首位と3打差の2位は野村敏京。通算10アンダーの3位には、賞金ランキング首位の森田理香子と、地元宮崎出身の大山志保が並んだ。菊地絵理香と西美貴子が7アンダーで5位。アマチュアで17歳の柏原明日架(宮崎・日章学園高)が、横峯さくらや全美貞(韓国)らとともに4アンダーで16位になった。(出場56選手=アマ1、曇り、気温17.4度、南の風0.9メートル、観衆5007人)
(産経ニュース2013.3.31)
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初めて首位に立ち、堀は目を輝かせながら公式会見を終えた。1番ではラフからのショットが他の選手の球に当たって1メートルまで寄ってバーディー。8番パー5では3打目が旗に当たって2メートルのバーディーパットを沈めた。ショットが絶好調の上に運もあり、7バーディーを奪った前半の29はハーフのツアー歴代2位の記録。自己ベストの64を叩き出した。「何もかもうまくいき、夢のような一日」は心からの感想だった。
だが、その後に思いもよらぬ展開が待っていた。先輩プロの諸見里から今大会の特別規則について、「初日に誤った措置をしたと噂が出ているけど本当?」と聞かれ、自分の間違いに気付いた。
大会前に降った雨の影響で、この2日間はフェアウエーとラフでボールを無罰で拾い上げて拭ける特別ルールが認められていた。ただし、ボールは元の位置に戻さなければいけない。これを堀は、以前に経験した元の位置から6インチ(15センチ)の範囲内で動かしていい「プリファードライ」の特別ルールと勘違い。この日は一度も拾い上げなかったが、初日に「5~6回」、ボールを移動させて69を出していた。
諸見里に指摘を受けた堀は号泣しながら競技委員に自己申告をした。だが、LPGAは特別規則の通達文が「不手際があると認めざるを得ない。ボールを元の位置に戻すと明確に書いていない。混乱を招いた」(江間陽子競技委員長)と非を認め罰則を科さなかった。
特別規則を厳格に適用した選手もいて、裁定は公平さを欠く。堀は涙が乾いた後、ルール誤認を「恥ずかしい話で思い込みがあった」と認め、申告したことについては「後悔だけはしたくなかった」と説明した。初めての優勝争い。20歳は後味の悪さを残して最終日を迎えることになった。
(スポニチ2013.3.31)
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この子もメンタルが強いですね。
アイアン、うまいです~
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