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2013年10月 5日 (土)

『「自分の現場」との思いが希薄』隈研吾(建築家・東京大学教授)

1.4月に新開場した歌舞伎座(東京・東銀座)の建て替えをやりました。歴史、技術、経済力、人材に恵まれた日本ならではの仕事でした。しかし、世界中の現場と比較すると、これだけ恵まれている国なのに、どうも元気がありません。大きな理由は「現場なきサラリーマン」の増加ではないか、と思っています。
2.例えば、建物を建てる場合、日本の担当者はまず法令や規制、社内の規定から考え始め、ミスがないことを最優先しがち。後で批判されないための手続きは完璧、でも「自分の現場」という思いが薄いのです。日本の会社員に「自分の現場」を取り戻してもらうには、まず上司が「ゆるさ」「間抜けさ」で部下をマネジメントすることが必要です。正しさ、完全さは仕事のうえではもちろん必要です。しかし、「完全さ」「間違いがないこと」が最大の目的になってしまうと、コミュニケーションの質が劣化し、最終完成品も出来が悪くなる。現場なきサラリーマンは、こうして生まれます。
(参考:「日経ビジネス」:2013年4月19日・5月6日号)

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