名言「老子・列子」
「わが身を貴べ」
(解説)
人々は、栄誉を得ては胸を騒がせ、恥辱を負うては、胸を騒がせる。栄辱を人生最大の関心事と心得ること、あたかも自分自身と取り違えているかの観がある。なぜ栄誉を得ては胸を騒がせ、恥辱を負うては胸を騒がせるのか。栄誉をよしとし、恥辱を悪(あ)しとする
一面的な考えにとらわれているからである。だからこれを得ても胸を騒がせ、失っても胸を騒がせ、不安のおさまるときがない。自身あっての栄辱なら、自身を大切にすることこそ本筋ではないか。自身を大切にする人は、物事の本末をわきまえた人である。
(参考:奥平卓・大村益夫訳「老子・列子」):徳間書店
« 良識派 vs 常識派で徹底分析 これが日本経済<<世界「超」最強>>の仕組み なぜ日本は世界とこれほど違うのか(三橋貴明、岩本沙弓共著) | トップページ | 10/6大原簿記学校特別講演:坂本孝司先生 »
「名言」カテゴリの記事
- 逃げる力(百田尚樹著)(2018.07.18)
- 人間の分際(曽野綾子著)(2016.03.28)
- ホンダ創業者のメッセージ(2015.08.27)
- 「命の炎を燃やす」(2015.07.02)
- 『心に響く小さな5つの物語II』(藤尾秀昭・文/片岡鶴太郎・画)(2015.06.10)
« 良識派 vs 常識派で徹底分析 これが日本経済<<世界「超」最強>>の仕組み なぜ日本は世界とこれほど違うのか(三橋貴明、岩本沙弓共著) | トップページ | 10/6大原簿記学校特別講演:坂本孝司先生 »
コメント