高梨、総合連覇 通算20勝 日本人単独最多「安心した」
春を思わせる陽気のジャンプ台は強い風が舞う難条件だったが、高梨には関係なかった。
優勝候補の筆頭として臨んだ五輪で4位に終わり「しっかりリベンジしたい」と話していた17歳のジャンパーが大飛躍で再スタート。「勝てて安心した」とソチではこわばらせていた顔に、にこやかな笑みを浮かべた。
踏み切り付近は向かい風、K点付近は追い風だった。飛距離を伸ばしにくい条件で上位勢も苦しんだが、高梨は1回目で1人だけHSを越えた。2回目も最長の99メートルをマーク、2季連続の総合優勝も決めた。
ライバルに負傷が相次いだ今季を象徴するような試合だった。五輪初代女王のフォクトは2月28日の公式練習で転んでけがをし、銀メダルのイラシュコ(オーストリア)は五輪後の練習で膝を痛めて手術を受けた。
五輪の失意を乗り越えるには、飛ぶしかなかった。2月14日に帰国した後も数日しか休まず、練習のために国体のジャンプや複合でテストジャンパーを務めた。迎えた五輪後の初戦は1回目に“指定席”といえるトップに立っての圧勝だった。
(産経ニュース2014.3.2)
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たいしたもんです!
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