2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

プロ野球データFreak
セリーグ順位表
パリーグ順位表

大阪の税理士が送る阪神

« 昭和31年2月26日:桑田佳祐生誕 | トップページ | 【産経抄】2月28日 »

2015年2月27日 (金)

【産経抄】すまじきものは 2月27日

 

 父と娘の骨肉の争いといえば、日本史でまっさきに思い当たるのは、源頼朝の妻、北条政子と父の時政である。頼朝の死後も、鎌倉幕府と北条氏の安泰のために、父娘は協力しあっていた。亀裂のきっかけとなったのが、将軍の後継問題である。

 ▼3代将軍で後に暗殺される実朝には、子供がなかった。時政は、源氏の血を引く娘婿を将軍に立てようとする。政子は時政の後妻、牧の方の一族への警戒もあって、阻止に動く。「時政・政子の対立は、単に北条一門の内紛ではなく、その深部には鎌倉幕府の方向性が宿されていた」と、中世史家の関幸彦さんは指摘する(『北条時政と北条政子』)。

 ▼大塚家具創業者の大塚勝久会長(71)と、長女の久美子社長(47)の対立は、激しくなるばかりである。勝久氏が高級家具をまとめて販売する独特の販売方法で、会社を拡大してきたのに対して、久美子氏は改革を訴えてきた。

 ▼おととい都内で記者会見した勝久氏は、「悪い子供をつくった。残念だ」と経営者としての長女を切り捨てた。これに対してきのうの会見で、久美子氏は真っ向から反論する。勝久氏には長男、久美子氏には、次男や次女らがついて、家族も真っ二つに割れている。

 ▼政子は弟の義時とともに、時政を隠退に追い込み、「尼将軍」としての実権を確立する。一方、大塚家具の「お家騒動」の行方は予断を許さない。創業家の資産管理会社が保有する株をめぐる争いは、法廷に持ち込まれた。株主総会に向けて、株主を巻き込んだ委任状争奪戦もすでに始まっている。

 ▼北条家の家臣たちが、右往左往したように、約1700人の社員の動揺は大きいはずだ。「すまじきものは宮仕え」、これだけは800年前と変わりがない。

(産経ニュース2015.2.27)

« 昭和31年2月26日:桑田佳祐生誕 | トップページ | 【産経抄】2月28日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【産経抄】すまじきものは 2月27日:

« 昭和31年2月26日:桑田佳祐生誕 | トップページ | 【産経抄】2月28日 »