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2015年3月26日 (木)

【産経抄】甲子園も東大も 3月26日

 

 神戸で少年時代を送った作家の遠藤周作さんは、旧制・灘中(現在の灘高)に進んだ。理科系の授業はまったく理解できず、教科書を机上に立てて眠っていた。

 ▼あるいは教室を抜け出し、映画館に入り浸っていた。卒業後、受験に失敗した学校は10本の指でも足りず、慶応大に入学するまで3浪を経験している。当時は、遠藤さんのような勉強嫌いの少年も少なくなかったそうだ。

 ▼もっとも、灘高は今や、「受験界の王者」と呼ばれて久しい。「君のいた頃の灘と今の灘とは別の学校やと思うてくれ」。遠藤さんは、かつての恩師から言われたことがある。

 ▼開催中のセンバツ高校野球に出場中の大阪桐蔭は、史上5校目の夏春連覇に挑んでいる。多くのプロ野球選手も輩出してきた、誰もが認める強豪校だが、「受験界の強豪」もめざしている。平成10年からは、難関大学をめざすコースを設け、進学校としての実績も重ねてきた。

 ▼その大阪桐蔭で、とんでもないスキャンダルが発覚した。生徒側から、必要以上の「教材費」などを徴収し、隠し口座にプールした余剰金から、少なくとも1億円以上が不正流用されてきた。学校職員は、優秀な生徒を獲得するため、塾関係者の接待に使ったと、説明しているという。

 ▼いい学校、いい会社に入ることは、必ずしも幸福につながらない。学校では、まず友人を作りなさい。遠藤さんは、エッセーやインタビューで、「ぐうたら人生」の勧めを説いてきた。しかし、学歴信仰は廃れることはない。大阪桐蔭の問題の背景にあるのも、校風より、難関大学の進学実績で学校を選ぶ風潮だろう。タイミングよく、『週刊朝日』と『サンデー毎日』は、東大・京大合格者速報で大はしゃぎである。

(産経ニュース2015.3.26)

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