「命の炎を燃やす」
一人の人間が生まれるためには2人の両親がいる。
その両親は生まれるためには、
それぞれ両親がいる。
二代で4人、三代で8人、四代で16人である。
このように命の起源をさかのぼっていくと、
二十代で104万8,576人、
二十五代で3,355万4,432人、
三十代で10億7,374万1,824人
という人数になる。
五十代、六十代とさかのぼれば、
天文学的数字となる。
その祖先のうち、
もし一人でも欠けていたら、
私たちの命はない。
命の炎が一回も途切れることなく
連綿と続いてきたからこそ、
私たちはいま、この世に生きている。
先祖からの命の炎を託(たく)されて、
私たちはこの世を生きている。
この事実を受け止める時、
粛然とした気持ちにならざるを得ない。
生きるとは単に生き永(なが)らえることではない。
先祖から預かった命の炎を精一杯燃やしていくことである。
※『致知』1997年6月号
特集「生きる」/総リードより
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