「反核」愚問: 日本人への遺言 最終章(日下公人著)
内容紹介
明治維新から150年。日本人にとって最大のタブーである「核」をめぐるお話。畏友渡部昇一氏と共にその考察の約束をしていた「核武装は日本の国益にとってプラスかマイナスか」。ところが惜しまれながら渡部氏は他界してしまった。そこで日下は渡部氏の論文と共に「反核」「容核」論者双方を俎上にのせて20年来の「核武装論」「反核論」を総括する。
米朝緊迫はチキンレースと心せよ
私は十年以上前から「日本核武装」を説いてきた
<第三章>“虚像の人"から“新しい人材"の時代へ
<第四章>21世紀を乗り切るには「アイデアの泉」と化せ
<第五章>気概を持って世界をリードする日本へ
<第六章>国際社会は「常在戦場」と心得よ
各章の最重要部分を列挙すれば
1.付け焼刃の核武装論を嗤う
2.アメリカで台頭する「日本核武装論」
3.孤立しても「核保有」を実現したインドの胆力に学べ
4.核抑止体制はフランスに学ぶべし!
5.空理空論が飛び交う日本のメディア
6.自分の頭で考えない日本の文化人たち
7.瀬戸内文化圏
8.「西日本国」と「東日本国」の分離・競争を勧奨する
9.キューバ危機に直面したケネディ大統領の胆力と決断
10.核弾頭は余っている。拾ってくればいい! ?
11.武器に使える悪魔的な“白い粉"
12.電磁パルス弾のような武器も開発せよ
13.戦争は武力戦だけに限らない…他多数。
つまるところ日本人にとって「核」は自身の人間にとって「核」をめぐる考察でしかないかもしれない。この本は形を変えた日本人論でもある。
著者について
1930年、兵庫県生まれ。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。東京大学経済学部卒。日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て東京財団会長を務める。ソフト化・サービス化の時代をいち早く予見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍。未来予測の正確なことには定評がある。『いよいよ、日本の時代がやってきた!』 『日本人への遺言』(渡部昇一氏共著)『日本人への遺言partII 「和の国のかたち」』(渡部昇一氏共著)他多数有り。
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