裏切りと陰謀の中国共産党建党100年秘史 習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐(遠藤誉著)
全世界がすっかり騙された「鄧小平神話」を切り崩す!
ついに爆発した習近平の国家戦略と野望の全解剖
幼少に長春で中国共産党軍による凄惨な食糧封鎖(長春を包囲する包囲網を「卡子(チャーズ)」という)を体験し、生涯を賭けて中国共産党と闘い続けてきた著者だから書ける中国の正体!
中国共産党が統治する国家が、どれだけ血みどろの陰謀と、多くの人民の命の犠牲の上で成り立っている国であるかは本書で十分にご理解いただけたものと思う。「現代中国の父」と崇められてきた鄧小平の欺瞞と陰謀を見ただけでも、中国がいかに世界を騙しているかが浮かび上がってくるだろう。
習仲勲のような人物がトップに立つことはできないのが中国であり、その習仲勲のために「復讐」の思いで国家戦略を進めている習近平は、絶対に譲らない。だからこそ、国家主席の任期制限を撤廃するために憲法を改正することさえしている。
習近平が李克強と権力争いをしているなどという「甘い幻想」は抱かない方がいい。そんなちっぽけなことで習近平は動いていない。彼が睨んでいるのは「世界」だ。「人類運命共同体」という外交スローガンを軽んじない方がいい。100年前のコミンテルンのヤドカリ作戦のように世界各国に潜り込んで成長し、やがては中国共産党が支配する世界を創ろうとしているのだ。
習近平はウィズ・コロナの世界で、社会主義体制の優位性まで強調して人類の上に立とうとしている。私たちは言論弾圧をする世界の中に組み込まれていっていいのか?
一党支配体制の維持を国家の最優先目標に置き、そのために情報隠蔽をする中国により、いま世界は未曽有のコロナ禍に苦しんでいる。犠牲者の数は世界大戦以上だ。
人間は何のために生きているのか?
日本の覚悟を問いたい。(本文より)
【習仲勳16年間の冤罪投獄、犯人は鄧小平だった】
第一章 西北革命根拠地の習仲勲と毛沢東
第二章 五馬進京と高崗失脚──鄧小平の権勢欲と陰謀
第三章 小説『劉志丹』と習仲勲の失脚──陥れたのは鄧小平
第四章 文革後の中央における激しい権力闘争──華国鋒を失脚させた鄧小平の陰謀
第五章 習仲勲と広東省「経済特区」
第六章 再びの中南海と習仲勲最後の失脚──香港問題と天安門事件
第七章 習近平、鄧小平への「復讐の形」
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