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2021年9月15日 (水)

たちどまって考える(ヤマザキマリ著)

【内容紹介】

私たちにはたちどまることが必要だったのかもしれない

パンデミックを前にあらゆるものが停滞し、動きをとめた世界。世界を駆ける漫画家・ヤマザキマリさんもこれほど長期間、家に閉じこもって自分や社会と向き合った経験はありませんでした。しかしそこで深く考えた結果、「今たちどまることが、実は私たちには必要だったのかもしれない」という想いにたどり着いています。この先世界は、日本はどう変わる? 黒死病からルネサンスが開花したように、また新しい何かが生まれるのか? 混とんとする毎日のなか、それでも力強く生きていくために必要なものとは? 自分の頭で考え、自分の足でボーダーを超えて。さあ、あなただけの人生を進め!

【目次】

第1章 たちどまった私と見えてきた世界
命さえあれば/家族たちと離れ離れになって/パスタかトイレットペーパーか/日本人のメンタルバリケード/人との距離の近いイタリア、遠い日本/暮らして見えたイタリアと中国の蜜月/パンデミックが比較して見せたリーダーの姿「/弁証力」というヨーロッパの教養/言葉の力は「熟考」がもたらす「/不要不急」に象徴される日本の曖昧さ「/とにかく経済より人の命ですから」の成熟

第2章 パンデミックとイタリアの事情
なぜイタリア人はマスクを嫌うのか/ソーシャルディスタンスが日本の半分?/ローマ帝国を滅ぼした疫病の記憶/西洋美術のなかの「死の舞踏」/暗黒の中世とルネサンスの種火/古代ローマ史並みの、家族のドラマ「/生き残ってきたDNA」という自信/医療崩壊と自問自答「/バールごっこ」と「誰も寝てはならぬ」/弁証力を育む学びのシステム/熟練の差「/疑念」と「狡さ」へのリスペクト

第3章 たちどまって考えたこと
「旅」を封じられて「/自家発電」のススメ/息子デルスと名作映画を見直す『/ゴッドファーザー』と『フラガール』/未来を予見し、警鐘を鳴らす文学/アマゾンでも漫画を描いた手塚治虫/自分の根幹を強くする時期/ガレリア・ウプパの日々/なぜ日本人の内なる"広辞苑"は薄いのか/なぜ松田聖子のようなアイドルが今生まれないのか「/恥辱」は最良の笑いのネタ/ゴールが決まっているコンテンツ事情/人生は思い通りにならない

第4章 パンデミックと日本の事情
日本語の飛沫リスク/日本美術の「疫病」と民主主義/西洋化の歪みと「犬かき」/暴かれた「シークレットブーツ」/「日本モデル」は空虚に響く/森の精霊と卑弥呼/SNS上に見る凶暴な言葉の刃「/漫画家のくせに」/異質な人を排除する脆弱性「/失敗したくない」という病/戒律としての世間体/リモートとエッセンシャルな労働「/いないように生きていきたい」

第5章 また歩く、その日のために
日本を見る、日本人を知る/裸足になろう/決めつける安堵という呪縛/パンデミックの副作用を知る/不安とどう向き合うか/コロナ時代の海外旅行「/デジタル脳」の頼りなさ/お金と想像力「/もう一人の自分」とオーケストラ

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