世界覇権の大きな真実 ロスチャイルド230年の歴史から読み解く近現代史(副島隆彦著)
本書は、現代の知識人が知っておくべき2つの事実を示す。
第一は、資本主義世界の覇権の構造はいかなるものであり、またそれは、どのように移り変わって来たかということ。
第二は、「世界の金融を握る『ユダヤ財閥のロスチャイルド家』が、実は思いのままに世界を動かしている」と考える人が数多く存在するが、それは見当違いだということ、である。
2つの解明の方途として、本書では、「ロスチャイルド家の創業以来の歴史」を、同時代の世界史に重ね合わせて分析する。
ロスチャイルド家の繁栄の始まりは、1760年代のフランクフルトで、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドが金融に手を染めたことであった。それ以降、19世紀を通じて、彼らが栄華を極めたことは事実である。それが、どのようになされたか。また、彼らはいかに衰退していったか。そこに、世界史の事実を発掘する。
尚、本書は、既刊『ロスチャイルド200年の栄光と挫折』のアップデート版である。
« 2021年第40回目のラウンド(藤岡GC西)873 | トップページ | 2021年第41回目のラウンド(藤岡GC西)874 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 成しとげる力(永守重信著)(2022.05.24)
- 広岡達朗 人生の答え(藤平信一、広岡達朗共著)(2022.05.16)
- どん底サラリーマンが株式投資で2億円 いま息子に教えたいお金と投資の話(DokGen著)(2022.05.15)
- 定年までに知らないとヤバイお金の話(岡崎充輝著)(2022.05.06)
- ひとりじめ(浅田美代子著)(2022.04.22)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ著)(2022.03.30)
- 男の業の物語(石原慎太郎著)(2022.02.26)
- ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら(眞邊明人著)(2022.01.26)
- 一番売れてる月刊マネー誌ZAiと作った桐谷さんの株入門(ダイヤモンド・ザイ編集部)(2022.01.18)
- ひと目でわかる「日の丸で歓迎されていた」日本軍(水間政憲著)(2021.12.26)
「歴史」カテゴリの記事
- 4月23日:岩田守耕先生ご命日(2022.04.23)
- 庶民の日本史 ねずさんが描く「よろこびあふれる楽しい国」の人々の物語(小名木善行著)(2022.04.15)
- 日本が感謝された日英同盟日本が感謝された日英同盟(井上和彦著)(2022.02.09)
- ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら(眞邊明人著)(2022.01.26)
- ひと目でわかる「日の丸で歓迎されていた」日本軍(水間政憲著)(2021.12.26)
« 2021年第40回目のラウンド(藤岡GC西)873 | トップページ | 2021年第41回目のラウンド(藤岡GC西)874 »
コメント