ひとりじめ(浅田美代子著)
浅田美代子は、樹木希林さんの人生の、一番弟子だった。
ーー林真理子
「美代ちゃんが私の人生の語り部になってね」
いつものように、二人でご飯を食べながら会話をしている最中に、希林さんが突然そう言った。
そこにどんな意図があるのかわからずに、驚き、困惑した。
「なに言ってるのよ。それに、希林さんの周りにはもっとふさわしい人がいっぱいいるでしょう? 私なんか、言葉もそんなに知らないし」
「いいんだよ。あなたが私のことをいちばん知っているんだから。気持ちがあれば伝わるんだよ」
姉であり、母であり、親友だった樹木希林さん。ずっと「ひとりじめ」にしてきた希林さんとの思い出と、青春の日々を綴ったエッセイ。
〈目次〉
となりの美代ちゃん、希林さんに出会う
かけがえのない女友だち
夜遊びと人間関係
老いに抗わない女であるために
結婚のこと
ロックな男とフォークな男
久世光彦さんとの決別と再会
少年のような西城秀樹さんのこと
冬は河豚、初夏はさくらんぼ
希林さんと裕也さんーー不可解な熟年夫婦
身勝手な愛
私の中の悪女
忘れられないプレゼント
役の人生を積むこと
いくつもの恋をしてきた
離婚のこと
明石家さんまさんとのご縁
父親を許せなかった
人生最愛のパートナー・4匹の犬たちのこと
〝おひとりさま〟の明るくて新しい生き方
母を見送って
自分の命も、ものの命も使い切る
永遠の住処をともに探して
希林さんの終活
希林さんとのお別れ
縁は運であり運命だから
あとがき
« 2022年第9回目のラウンド(藤岡GC東)894 | トップページ | 4月23日:岩田守耕先生ご命日 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 太陽の男 石原慎太郎伝(猪瀬直樹著)(2023.03.27)
- 円安と補助金で自壊する日本(野口悠紀雄著)(2023.03.16)
- 70歳からが本物の成長期(花田紀凱、和田秀樹共著)(2023.03.14)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 祝:1956年2月26日(2023.02.26)
- 祝:1952年2月23日(2023.02.23)
- 桑田佳祐論(スージー鈴木著)(2022.06.28)
- 時代遅れのRock’n’Roll Band(桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎)(2022.05.23)
- ひとりじめ(浅田美代子著)(2022.04.22)
コメント