2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

プロ野球データFreak
セリーグ順位表
パリーグ順位表

« 逆説の日本史: 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎 (27)(井沢元彦著) | トップページ | 司馬遼太郎と東京裁判―司馬歴史に潜む「あるイデオロギー」(福井雄三著) »

2024年9月12日 (木)

よみがえる松岡洋右 昭和史に葬られた男の真実(福井雄三著)

「松岡外交が太平洋戦争の引き金を引いた元凶だ! 」というのが、昭和史を読む上での“お約束"の理解であった。だが、事実を調べていくと安易にその理解に従っては間違えるのではないかという疑いが出てくる。本書は、従来から、「松岡外交」の真意を探ってきた著者が、満を持して書下ろした、定説への挑戦状である。松岡洋右は、「自分の最大目的は、日米戦争を避けることにある」と常に言っていた。その言葉の裏に、日独伊三国同盟、日ソ中立条約、日米了解案反対など、松岡の害悪と言われている歴史事実の真相が浮かび上がってくる。内閣の中で浮き上がり、昭和天皇にも不快の念をもたれたなど、評価が散々の松岡洋右だが、東京裁判の初期に死亡したことにより、「罪を一身に背負わされた」観も強い。松岡を、外交家としての大構想と大戦略を持っていた人物とする著者の、「歴史への反対弁論」が熱く展開される一冊である。

71lxbadvypl_sy522__20240912154001

« 逆説の日本史: 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎 (27)(井沢元彦著) | トップページ | 司馬遼太郎と東京裁判―司馬歴史に潜む「あるイデオロギー」(福井雄三著) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

日本・日本人」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 逆説の日本史: 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎 (27)(井沢元彦著) | トップページ | 司馬遼太郎と東京裁判―司馬歴史に潜む「あるイデオロギー」(福井雄三著) »