サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会最終日は13日(日本時間14日)、リオデジャネイロのマラカナン競技場で決勝を行い、延長後半8分に途中出場したゲッツェの得点でドイツが1-0でアルゼンチンを破り、24年ぶり4度目の優勝を成し遂げた。ドイツは南米で開催されたW杯で初めて欧州勢の優勝となった。
攻守一体となった組織的なサッカーを展開してきたドイツは、アルゼンチンの高い個人技の守備にリズムを作りきれず、苦戦を強いられた。アルゼンチンはメッシ、イグアイン、アグエロら突破力のある選手が再三、相手ゴールに迫ったが、ゴールを割ることはできなかった。延長にもつれた試合は延長後半に左サイドをドリブルで突破した、途中出場のシュールレのクロスをゲッツェが胸でトラップし、左足でダイレクトに押し込んだ。アルゼンチンの28年ぶり3度目の制覇はならなかった。
最優秀選手(MVP)には準優勝のアルゼンチンからメッシが選ばれ、最優秀GK賞はドイツの守護神ノイアーに贈られた。
ドイツのレーウ監督は「このタイトルは永遠のもの。一人一人がチーム全体のために全てを出した。それが優勝できた理由だ。満足している。何となく彼(ゲッツィ)が優勝を決めてくれると予感していた」と喜びを語った。ノイアーは「信じられない。ピッチに立っていない選手たちも一致団結した。みんな絶対勝ちたいと思っていた」と歓喜の表情を浮かべた。
両チームの決勝対決は1986年、90年に続き史上3度目で、1勝1敗。90年大会では西ドイツ(当時)が1-0で勝利した。W杯では計6度戦い、ここまでの通算ではドイツが3勝2分け1敗だった。
(産経ニュース2014.7.14)
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予想通りの強さでした。
【イトゥ(ブラジル)=奥村信哉】ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で2大会ぶりに1次リーグで敗退した日本代表は25日、ベースキャンプ地イトゥで解散した。記者会見に臨んだザッケローニ監督は「私がメンバーを選び、戦術も決めた上での結果。責任は全て私にある。その責任をきちんと取りたい。代表を離れなければならない」と述べ、退任を表明した。
敗因については「1戦目の入りで、修正するのに時間がかかってしまった」とコートジボワール戦の逆転負けが大きく影響したとの見解を示した。国際試合で30勝12分け(1PK勝ちを含む)13敗の成績を残した4年間を「格上に勇気を持って仕掛ける姿勢を植え付けてきた」と振り返り、後任監督には「作ってきた道を継続し、私が与えられなかったものを加味してくれれば」と攻撃的スタイルの発展・継承を求めた。
昼食時に退任の意向を選手に伝えた際には涙ぐんでいたそうで、監督の「もう1度W杯を戦えるとしても、選手もスタッフも同じ選択をした。このメンバーの監督であれたことを誇りに思う」との言葉に、おえつを漏らす選手もいたという。日本サッカー協会の原博実専務理事は後任人事について、帰国後に臨時の技術委員会を開いて協議する意向を示した。
選手らは現地の26日未明にブラジルを出発し、日本に27日に到着する。本田(ACミラン)と長谷部(ニュルンベルク)は現地でチームを離れた。
日本は1分け2敗の勝ち点1で1次リーグC組最下位に終わり、2大会連続の決勝トーナメント進出を逃した。
(産経ニュース2014.6.26)
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勝てば官軍、負ければ賊軍
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会第13日は24日、クイアバなどで1次リーグ最終戦が行われ、1次リーグ突破を目指したC組の日本は1-4(前半1-1)でコロンビアに敗れ、1次リーグ敗退が決まった。同じC組のギリシャは2-1でコートジボワールに勝って勝ち点4とし、既に決勝トーナメント進出を決めているコロンビアに続いて、2位で1次リーグ突破を決めた。日本は勝ち点1で最下位で終わった。
日本は前半17分に今野がペナルティーエリアでファウルし、与えたPKを決められて先制を許した。動きの鈍いコロンビアに対し、波状攻撃を仕掛け、前半終了間際に岡崎が頭で流し込んで同点で前半を終えた。ところが、後半から投入されたロドリゲスにボールを集めるコロンビアにリズムを作りきれず、10分、37分とマルティネスにゴールを決められて、試合が決した。
ザッケローニ監督は「非常に残念です。今日は良い試合をしたが、もっとできることがあると思うと残念です。どうやったかには満足できるが、ラッキーでなかった。本当の意味でサッカーをやったと思います」と語った。主将の長谷部は「自分たちの力不足です。結果がすべてと言われる世界で結果が出なかったのはキャプテンとして責任を重く感じている」と悔しさをかみ締めていた。
(産経ニュース2014.6.25)
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世界の壁は高い!
【ナタル(ブラジル)=奥村信哉】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会1次リーグC組で日本代表は19日(日本時間20日)、ナタルでギリシャと対戦し、0-0で引き分けた。これで1分け1敗の勝ち点1としたが、コロンビアが2連勝の勝ち点6としたため、24日(日本時間25日午前5時)からのコロンビア戦で1次リーグ突破をかけることになる。
日本は、警告累積で退場者を出したギリシャに対し、長友、内田とサイドからの攻撃を再三仕掛けたが、ゴール前を固めた相手守備陣を崩しきれなかった。
ザッケローニ監督は「勝つための勢いで戦ったが、最後で押し込めなかった。チャンスを作れたが、ゴールに結びつけられなかった。もっとチャンスを作りたかった。ただ、自分たちのサッカーのある部分はできた。(最終戦は)プレーすることです。そして勝つことです」と語った。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本の46位に対し、ギリシャは12位。
(産経ニュース2014.6.20)
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やはり現実は厳しい。
多くのサポーターの脳裏に8年前の悪夢がよみがえったに違いない。コートジボワールから先制点を奪いながら、わずか2分間で2点を失う痛恨の敗戦。ドイツW杯初戦の豪州戦で、1-0のリードを後半39分からの5分間でひっくり返された敗戦を再び演じてしまった。
エアポケットに入ったような2分間だった。「1点取られてポンポンと入れられるのは何回も体験している」と内田が指摘したように、決して珍しいことではない。しかし、分かっていてもなかなか止められないのが試合の流れなのだろう。
力負けでもあった。7-20と圧倒されたシュート数が示す通りに前半30分ごろからは防戦一方で、「相手にプレーをさせすぎた。もっとプレッシャーをかけなければいけなかった」とザッケローニ監督。起こるべくして起こった結果だった。
ドイツ大会の悪夢をベンチから見守った遠藤は「負けは負け。気持ちが切れるのが一番よくない」と前を向くが、1次リーグで散ったドイツ大会同様、日本は厳しい現実に直面している。
ドイツ大会第3戦で待っていたのは王国ブラジル。3点差以上の勝利が決勝トーナメント進出への最低条件となる中で1-4と玉砕した。今大会も第3戦では最も手ごわいコロンビアが待つ。
「2分でこの4年を無駄にするのはもったいない」。内田の言葉が重たく響いた。
(産経ニュース2014.6.15)
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世界ランキングは正しい。
日本本来のパスワークで対抗するしかない。
サッカーの女子アジア・カップ最終日は25日、ベトナムのホーチミンで行われ、決勝に臨んだ日本代表「なでしこジャパン」は豪州に1-0で勝利し、初優勝を飾った。
主将の宮間(岡山湯郷)やベテランの澤(INAC神戸)ら準決勝の中国戦と同じメンバーが先発した日本は、前半に左CKから岩清水が先制ゴールを決めて折り返した。後半に入り豪州の猛攻を受けたが、GK福元の好セーブなどで1点を死守し、2010年の前回大会覇者を退けた。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本は3位、豪州が11位。1次リーグA組初戦で対戦し、2-2で引き分けていた。5大会ぶりに決勝に進出した日本は過去13度出場し、4度の準優勝がある。
3位決定戦では中国が韓国を2-1で下した。
(産経ニュース2014.5.25)
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しかし、勝負強い!
【ホーチミン=吉原知也】サッカーの女子アジア・カップ第8日は22日、ベトナムのホーチミンで準決勝が行われ、初優勝を目指す1次リーグA組1位の日本代表「なでしこジャパン」はB組2位の中国を延長戦の末、2-1で破って5大会ぶりの決勝進出を果たした。
日本は、後半に宮間(岡山湯郷)のCKを澤(INAC神戸)が頭で合わせて先制したが、終盤にPKを決められて追い付かれた。延長後半の終了間際に宮間のCKを岩清水(日テレ)がヘディングで決勝ゴールを決めた。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本は3位、中国は16位。準決勝のもう1試合はB組1位の韓国とA組2位の豪州が対戦。決勝と3位決定戦は25日に行われる。
(産経ニュース2014.5.22)
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フィジカルもメンタルも強い方々です。
【ホーチミン=吉原知也】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた女子アジア・カップ第5日は18日、ベトナムのホーチミン近郊で1次リーグA組最終戦が行われ、日本代表はヨルダンと対戦し7-0で完勝し、7大会連続でW杯出場を決めた。
「なでしこジャパン」を率いる佐々木監督はW杯出場がかかるヨルダン戦で若手を起用。吉良(浦和)が代表初ゴールを決めるなど期待に応えた。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本は3位、ヨルダンは54位。女子W杯は来年6月、カナダで開幕。「なでしこ」は2連覇を狙う。
(産経ニュース2014.5.18)
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立派なもんです!
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