3月にクレディ・スイスの倒産の噂が流れ、金融市場に激震が走った。最終的にはUBSにより救済されたが、激震はその1週間前からアメリカで始まっていた。シリコンバレーバンク(SVB)とシグネチャー銀行が相次いで破綻した。アメリカ政府は必死の火消しに追われている。だが、いったん持ち直しても、この流れは止まらない。大きな金融大恐慌が迫っている。
――でも、大丈夫! 世界大恐慌が来ても絶対大丈夫な株200銘柄を紹介します。投資の極意は、やっぱりウォーレン・バフェットが教えるバリュー投資しかない!!
【目次】
序 章 大動乱の時代の絶対賢い株式投資
第1章 インフラ・経済正常化関連30銘柄
第2章 暴落したら買いたい76銘柄
第3章 軍需関連19銘柄
第4章 産業廃棄物、都市鉱山、鉱物資源37銘柄
第5章 時価総額は小さいが、成長が見込まれる38銘柄
アメリカ発の金融恐慌からドル大暴落、そして世界大恐慌へ
これから潰れる危ない米銀行14行を副島隆彦が予測する!
ネット経由での取り付け騒ぎから始まったシリコンバレー銀行の破綻からファーストリパブリック銀行を始め有力な米地銀の破綻が連鎖した。イエレン財務長官は急遽、預金保険の上限を超えて預金を保護する政策に転じていったんは銀行危機を乗り切った。しかし、FRB(米連邦準備制度理事会)による大幅な利上げによって債券価格が低下して金利リスクが銀行の経営を圧迫している構造はまったく変わらない。2023年中にも再び銀行破綻が再燃して、もし10行以上が潰れるようなことになれば、アメリカ政府とFRBはお手上げとなるだろう。その時、米国債とドルと株式が3点セットで大暴落を起こす。すなわち世界大恐慌への突入である。国内の金は1グラム=1万円を大きく超えて暴騰してゆく。世界経済の大波乱にどう対応すべきか。個人資産を守るために必須の情報を提供する。
[本書の主な内容]
●アメリカ地方銀行の取り付け騒ぎは終わらない
●2024年から「ドル覇権の崩壊」が始まる
●金とドルの戦いでドルは大暴落
●米政府は無限にお札を刷って自滅してゆく
●やっぱり2024年に世界大恐慌に突入する
●これから全米で160行の中堅銀行が潰れる
●金は1グラム=1万円をもうすぐ超える
●世界の中央銀行が競って金を買い漁っている
●黒田は勝利宣言をして引退の花道を飾った
●日本国債暴落にかけたゴロツキ投資家たちが総敗北した
詐欺師には、人を騙して金銭を巻き上げる白鷺(シロサギ)、異性を餌として心と体を弄ぶ赤鷺(アカサギ)、そしてシロサギやアカサギのみを喰らう黒鷺(クロサギ)がいる。
本作品は、父親がシロサギによって嵌められた末に起こした一家心中で、ただ独り生き残った青年「黒崎」が、この世のシロサギを喰い尽くすため、詐欺師を騙し返す“クロサギ”となって立ち向かうサスペンス作品である。
連載回数にして2〜9回で独立した話になっている。詐欺事案は、基本的に桂木からの情報提供を受けたケースが多く、また時には標的とする詐欺師の情報収集の一環としてのケース、知人から依頼を受けるケース、そのほか黒崎自ら被害者と出会って事情を聴くケースがある。これらの情報を元に詐欺師に罠を仕掛けて、金銭を奪い、その社会的地位を貶めたり、警察に逮捕されるように仕向けたりする。
なお、桂木には奪った金の4割を「情報料」として払うのが基本であるが、その他にも各種の情報や工作に対する金銭を払っている。また、被害者には被害金額を渡すことにしている。
「新クロサギ」からは宝条の存在が明らかになり、これまでのような対人間の詐欺をメインとした話から、社会制度を悪用した事案をメインに取り上げ、最終章として主人公に関わる様々な伏線を回収していく方向に変化していった。
“華麗なる一族"になぜ、骨肉の争いが起きるのか
「息子を社長にするのは、いつでもできる。だが、経営者にすることはできない。」中内㓛(ダイエー創業者)
現代トップ企業44社の血縁物語。
永らく日本はベンチャー不毛の地と言われてきた。米国ではGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)が、中国にはBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)が台頭。20年前には取るに足りないか、存在すらしていなかった企業だ。
本書では、“日本株式会社"の中心に位置するトヨタ自動車(豊田家)、ソニー(盛田家)、武田薬品工業(武田家)、パナソニック(松下家)、ブリヂストン(石橋家)やサントリーホールディングス(鳥井・佐治家)、セブン&アイ・ホールディングス(伊藤家)、イオン(岡田家)などの『創業家一族』を生体解剖。
ファーストリテイリング(柳井家)、ニトリホールディングス(似鳥家)、ヤマダ電機(山田家)の3社は、第一章の『「終身社長型」の創業家』に掲載。また、「闇営業」で話題になった吉本興業(吉本・林家)、父娘が経営権を巡って死闘を繰り広げた大塚家具(大塚家)、ドラッグストア再編のカギを握るマツモトキヨシホールディングス(松本家)、組織ぐるみの不正が発覚し、存亡の危機に瀕したスルガ銀行(岡野家)などを鋭く解析している。
平成期には、西武グループの総帥だった堤義明や「価格破壊」の流通王の中内㓛が失脚し、柳井正、孫正義、三木谷浩史らが台頭。新しい異相のカリスマに主役が交代した。
本書は、「創業家一族」経営の核心に迫る巨艦ノンフィクションである。
〈こんな方におすすめ〉
・経済ノンフィクションに関心深い方
・企業経営者、マネージャーの方
・各業界関係者、就活生の企業研究
〈本書の特長〉
・産業界に豊富な人脈を持つ経済ジャーナリスの著者が現代トップ企業44社を解剖
・創業家vs.プロ経営者時代の経営トップ人事の核心がわかる
・企業HPには決して公開されない「創業者」の燃える魂と「華麗なる一族」の権力構図に迫る!
〈本書の構成〉
■第一章「終身社長型」の創業家
■第二章「男子・女子継承型の創業家」
■第三章「娘婿・養子継承型」の創業家
■第四章「兄弟継承型」の創業家
■第五章「パートナー継承型」の創業家
■第六章「途中降板型」の創業家
時代を読み、需要を先取りする動物的な勘。
多くの人を惹きつけ、統率する牽引力。
そして、強烈な自負心と強運。
日本を代表する有名企業をつくった「創業社長」には、どこか共通するカリスマ性がある。
しかし、創業社長のカリスマ性が大きければ大きいほど、その去り際、そして去ったあとには、巨大な陥穽が残されることになる。
セイコーの服部家、国際興業・小佐野賢治、ロッテ・重光武雄といった昭和を象徴する創業者の後継者たちは、いずれも大きな混沌を経験した。
ソニーを創業した盛田昭夫氏の長男・盛田英夫氏は、ソニー株をはじめ多額の資産を父から相続したが、それをスキー場開発やF1レースへの参戦などに膨大な資金をつぎ込み、ついにそのすべてを費消しつくした。盛田家の祖業である醸造業に取り組んだがそれもうまくいかず、それでも都心の高級ホテル住まいをつづけ、最後はその滞在費を払うこともできないところまで追い込まれた。
英夫氏は、「盛田昭夫」という巨大な存在から逃れ、克服するために自分だけの成功を追い求めたのかもしれないが、結局それは果たせなかった。
ユニバーサル・エンターテインメントの岡田家、大塚家具の大塚家、大戸屋の三森家、ゲオの遠藤家も、会社の経営権をめぐって、激しい内紛を展開している。
さらに、創業家の持つ巨額の資産には、「資本のハイエナ」と呼ばれるような地下金融の住人たちや、M資金という古典的な詐欺師たちが群がり、甘言を尽くしてカネを吸い取ろうとする。
目を覆うような悲喜劇は、そこに巨額の資産があるからこそ起こる。
リア王やマクベスを地で行く、裏切りと転落のドラマ。
経済事件取材のトップランナーである筆者が、その圧倒的な取材力と筆力によって構成する最上級の経済ノンフィクション。
辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目のない戦いは類例を見ない大逆転劇を生んだ。ドラマよりドラマティックな企業ノンフィクションの新たな傑作!
コーポレートガバナンスとは何か?
会社とは誰のものか?
(目次・抜粋)
第一章 霹靂
LIXILグループの社長兼CEOの瀬戸欣哉のスマートフォンが突然鳴った。「急な話だけれど、あなたには辞めてもらうことになりました」
第二章 齟齬
なぜ瀬戸は辞任させられたのか。取締役会議長で、事実上のオーナーである潮田洋一郎とはいくつかの点で経営への考え方が異なっていた。
第三章 真相
電話での「通告」から四日後、CEO交代を発表する記者会見は異様な雰囲気に包まれた。その日の晩、瀬戸の事実上の解任の経緯が明らかになる。
第四章 波紋
瀬戸の辞任劇を異常なことと感じ、LIXILグループの幹部、マスメディア、機関投資家など、社内外の関係者が動き出した。
第五章 決断
第六章 蜜月
第七章 反骨
第八章 仰天
第九章 秘密
第十章 共闘
第十一章 布告
第十二章 集結
第十三章 正義
第十四章 援軍
第十五章 混沌
第十六章 深謀
第十七章 激突
第十八章 敗北
第十九章 不屈
第二十章 奇跡
ついに運命の日は来た。二〇一九年六月二十五日、LIXILグループ第七十七回定時株主総会で待っていたのは信じられないような大逆転劇だった。
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